- 2013/06/19
- 文様のいわれ
鳳凰 ~吉祥文様~
みなさま、こんにちは。
京都の風呂敷製造・卸、山田繊維㈱の杉江です。
上記の柄ですが、弊社の正倉院裂の双鳳(凰)紋柄です。
この向かいあう鳳凰ですが、「鳳は雄」・「凰は雌」を指し、夫婦円満の象徴とされています。
日本では京都、宇治平等院の鳳凰堂の屋根が有名です。
また皆さまがお持ちの1万円札にも描かれていますね。
この鳳凰ですが、古代より中国では崇められ、鶏・孔雀・獣を合体させた架空の鳥、伝説上の鳥とされています。
徳の高い君主(聖帝)が現れた時に姿をみせ、桐の木に住み、竹の実を食べるといわれています。
東洋では鳳凰のほかに朱雀があげられますが、ヨーロッパにも伝説上の鳥が存在します。
フェニックスがその1つです。
日本では不死鳥や火の鳥の呼び名で広く知れ渡っています。
こういう伝説上の生物を題在として、アニメのキャラクターや作品にされたものも多くあります。
手塚治虫氏の著作「火の鳥シリーズ」は、みなさまがよく知られるところではないでしょうか。
京都の風呂敷メーカー、山田繊維㈱の杉江でした。