
- 2016/06/29
- 風呂敷の知識
- 文様のいわれ
- よくある質問
- スタッフコラム
話題の六文銭
「話題の六文銭」
みなさま、こんにちは。
京都の風呂敷製造・卸、山田繊維(株)の杉江です。
もう6月末、今年も半分が過ぎ去ろうとしていますね。
先日あるお客様からも「六文銭柄のアイテムは売れているよ」との声。
「六文銭とは何ぞや?」と思われる方もいるでしょうが、
今年の大河ドラマの主人公の家系、真田家の家紋が六文銭です。
見たことがあると思います。
真田家が六文銭を旗印にしたのは、三途の川の渡し賃は
六文であると信じていたことにあります。
旅人だけでなく、戦国時代に戦った足軽も衣服の裾に六文銭を
縫い付けていたとも言われています、
中世より元来、三途の川を渡る際に着衣を剥ぎ取られる考えがありました。
川を渡るにはお金(銭)を持たず川を渡ろうと試みる亡者が来れば、
着衣を剥ぎ取ってしまうという考えからはじまっており、
六文を持たせる風習が生まれたところによるとされています。
誰もが無事に渡りたいという思いから来ており、これは戦乱の最中に戦った兵士も同じでしょう。
2~3ヶ月前には、六文銭の家紋を風呂敷に名入れする注文もいただきました。
風呂敷・Tシャツにプリントしたものも目にしたことがあります。
郵便局のギフトカタログにも掲載されているとか・・・。
まだまだ六文銭のブームは続きます。
みなさまも探してみればいかがですか?
京都の風呂敷メーカー、山田繊維(株)の杉江でした。