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『京都らしい』ってどんなこと?

『京都らしい』ってどんなこと?

 
みなさま、こんにちは!
 
「京都らしい・・・」って何ですか?
ということをよく質問されます。
 
京都に生まれ育った人は皆、
同じ質問をよく受けるのではないでしょうか?
僕の場合、立場的に特に聞かれます。
 
これ、実はなかなか難しい質問です。
 
京都は今、ちょうど祇園祭りの真っ最中。
これも「京都らしい・・・」の代表かもしれません。
 
町には2日ほど前から鉾が立ち始め、
一気にお祭りムードになりました。
 
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ご存知の方も多いと思いますが、

祇園祭りは、町人のお祭り。
 
もちろん、住んでいる人だけに限らずいろいろな協力者が
保存会を創って維持されていますが、
基本的には町の人々で管理されています。
 
「京都らしさ」・・・
雅(みやび)な文化が目立つかもしれませんが、
町の人々の中に広がるものの中にこそ
「らしい」モノが息づいているように思います。
 
食べ物でもそうです。
親子丼、サンドイッチ、中華・・・
どこにでもありそうなメニューですが、
京都に住む人は大好きですし
美味しいものがいっぱいあります。
 
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でも地方の方からの期待は

京料理=懐石料理とかになるのかもしれませんね。
 
そこが京都の難しいところです。
周囲の人に期待されているものがある。
 
京都の人は、決してそんな風に見せないでしょうが
いつもこの「らしい」の「本質」と「期待」とを意識しています。
それこそが京都を磨いていると思います。
 
風呂敷の仕事も同じです。
「日本らしい」とか「京都らしい」とか「風呂敷らしい」とか
「らしくない」とか・・・
 
期待されることは磨かれること。
これからも、「らしさ」を意識して仕事していきます。
 
 
山田芳生でした。