- 2015/01/21
- 風呂敷の知識
お正月アレコレ
「お正月アレコレ」
みなさま、こんにちは。
京都の風呂敷製造・卸、山田繊維㈱の杉江です。
年が明け、お仕事モードに切り替わっていることでしょう。
ではここで来年のお正月にむけて情報をひとつ。みなさんがよくご存知の門松。
神様の安息所として神様(歳神)が宿る場所です。
(歳神(としがみ)とは正月、家に迎い入れられる神様のことです。)
門松は神様が下界に降りてくる際の目印とされています。
家の門前に立て、丈の高い太い竹、小さい松を添えます。
そしてむしろで包み、荒縄で3ヶ所結び、雄松・雌松を対にたてます。
しかし最近では時代を経るごとに、簡略化されています。
1組の松を打ちつけ、和飾りをつける。よく玄関などでみかけますね。
①いつまでに飾り付けをしなければならないのか?
↓
12/28に飾るのが一般です。(以前でも構いません。)
(お正月の準備は関東で12/8、関西では12/13より始まるといわれます。)
29日なら「九松」といい、「苦を待つ」に通じます。
30日は晦日で月の最後を表し、31日と同様の扱いとされます。
31日は大晦日。「一夜飾り」といい、避ける習慣があります。
(1日だけで神様を迎えることは誠意がないとみなされるようです。)
②いつまで飾るの?
↓
幕の内(門松を飾り、取り外すまでの期間のこと)の終わる1/7が多いです。
地域により異なりますが、1/15(小正月)、1/20(二十日正月)までといったところもあり、
取りはずした後に、どんど焼きで燃やします。
(私の通っていた小学校でも、どんど焼きがありました。)
1年は「あっ」という間に過ぎます。
準備にはまだまだ早いですが、年末にはみなさまのご家庭でも飾ってみてはいかがですか?
その時に思い出していただければ幸いです。
京都の風呂敷メーカー、山田繊維㈱の杉江でした。