- 2014/11/06
- 文様のいわれ
紅葉の季節 「銀杏(いちょう)」にまつわる”紋”と”マーク”
京都の風呂敷製造・卸、山田繊維㈱の杉江です。
早いもので11月。
木枯らしも吹き、山々の木々もそろそろ色づく頃です。
紅葉の時期ですね。会社近くの青山通りから続くイチョウ並木は、都内でも有名です。
このイチョウ、外来植物で宋の国から伝わったとされています。
古来から神木として祭られることが多く、古代植物の生き残りともいわれ、
長寿のシンボルとされてきました。
扇状の葉は独特な様で、いろいろな銀杏の紋を生んでいます。
紋の数も150種を超えるともされています。
古くは足利の治世、室町期には定着していたといわれています。
日光東照宮にも銀杏紋がみられることから、徳川家に非常に関係が深いと
考える説も存在します。
また東京都の木としてイチョウが選定されていることはご存知ですか?
上記は東京都のシンボルマークになります。
バス・地下鉄で目にしたこともあるでしょう。
形状が都の木であるイチョウの葉を連想するところより、
「いちょうマーク」と呼ぶ方が中にはいます。
しかし実際のところ、東京都の頭文字の「T」をデザインしたようです。
冬将軍が来る前に、みなさまも紅葉狩りに出かけてみてはいかがですか?
京都の風呂敷メーカー、山田繊維㈱東京営業の杉江でした。