- 2014/06/05
- 文様のいわれ
格式高い江戸小紋~文様のいわれ~
みなさま、こんにちは。
京都の風呂敷製造・卸、山田繊維㈱の杉江です。
6月なのに30℃を超える日がありましたね。
今年の夏はさほど暑くはならないと予想されていますが、
疑いたくなるような…。
一足早いですが、夏の風物誌といえば「花火」。東京では隅田川の花火が有名です。
また花火大会といえば浴衣姿。小紋調柄の浴衣を着こなす方もいることでしょう。
小紋調のなかでも江戸小紋の文様は、数千種類もあるといわれ、
細密な文様をあらわした小紋です。
江戸時代には大名や武士の裃に用いられ、将軍は各自専用の模様を定めていたとされています。
【例えば】
・鮫小紋…紀州徳川家の定め小紋。江戸小紋のなかでも格が高いといわれる。
・松葉…針状の松の葉を散らした文様。徳川綱吉の定め小紋。
ほかにも花菱、小桜などあげられます。
古くから伝えられ、今もデザインや建造物にも多く刻まれている文様。
良きものを残していきたいものですね。
京都の風呂敷メーカー山田繊維㈱の杉江でした。