- 2013/10/28
- 文様のいわれ
松竹梅・桐 ~吉祥文様~
みなさま、こんにちは。
京都の風呂敷製造・卸、山田繊維㈱の杉江です。
これまで数々の吉祥文様を紹介してきました。植物・動物・風物と様々な種類がありますね。
植物の中では松竹梅・桐はよく知られていますね。下のデザインはご存じでしょうか?
梅・菊・蘭・竹の四種を四君子と呼びます。
この4つの花で四季を代表する草花を組み合わせた文様を四君子文様と呼んでいます。
中国の宋代より君子の心構えとして草木に置き換えたところから来ており、
君子は徳、行い正しき人格者で清らかでなければならないとされました。
・梅…厳寒に強く、春一番に咲く花。寒中に知恵を養って育てる。強い心意気を示す。
・菊…身を軽く気を益し、延命長寿、精神・気力の充実・落ち着きを育む。
・蘭…「善人は蘭の如し」と言われるように、清楚で控えめな姿を指す。
・竹…年中変わる事のない常緑。気性がさっぱりでわだかまりのない人格。
日本で花といえば「サクラ」を連想します。花見は年中行事の1つになってます。
四季折々に咲く花がある日本はいい国ですね。そういえば、まもなく紅葉です。
今年はふらっと行って見ようかな。
京都の風呂敷メーカー山田繊維㈱の杉江でした