
- 2013/06/07
- スタッフコラム
再現性について ~オリジナル風呂敷制作~
みなさま、こんにちは。
京都の風呂敷製造・卸、山田繊維(株)の安藤です
今回のオリジナル作成は、制作するに当り よく頂くご質問の一つ再現性についてです。
日常的に作成されている印刷物と同じ様に考えている方が非常に多いので
特色は使えますか?
風呂敷の一般的な染め方、捺染は、あくまでも 見えている色をそれぞれ1色と考えますので
そもそもが、色の掛けあわせではないと云う事です。その為複雑に色が重なっているとそれだけ技術が必要になります。
緻密な再現は可能ですか?
こちらも、紙の印刷と比較される方がいらっしゃるのですが、緻密さは紙には劣ります。
また、風呂敷には、色々な生地があり、特にちりめん素材などは表面が凸凹してますので、
実際には非常に細かい部分も再現出来ているのですが、生地の特性でそう見えない場合もあります。
ここで幾つか緻密な仕上がり具合をご確認ください。
ハンドスクリーンプリント 防染型を1枚プラスして再現性を上げています。
オートスクリーンプリント
顔料のハンドスクリーンプリント
この様に拡大し判り易くお見せしていますが、ご覧の通り、ある程度の再現は可能です。
オリジナル制作に当って、時々困るのは、
ブランドロゴ、ブランド名の文字が緻密過ぎ、又、コピーライト表示が小さくて潰れてしまうなどです。
この様な場合、品質表示タグに必要事項を明記し、問題を解消する方法も御座います。
ご依頼のデザインにあわせて、出来る限りご要望にお応え出来る様にしておりますので、無理かなと
思うデザインでも、お気軽に一度ご相談ください。
京都の風呂敷メーカー・卸 山田繊維 の安藤でした