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ふろしきの変遷 ~風呂敷の歴史~

ふろしきの変遷 ~風呂敷の歴史~

 みなさま、こんにちは。

京都の風呂敷製造・卸、山田繊維㈱の杉江です。

 

 現在、風呂敷を結ぶだけで簡単に、流行のバッグスタイルと推奨してます。
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紙袋など存在しなかった一昔前、風呂敷を使って運搬することは、便利であったことは言うまでもありません。

皆さまもテレビでご覧になられたり、年配の方々はなされた経験もあるでしょう。

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〈日貿出版社より〉

 時代の移り変わりとともに、運ぶスタイル(荷物の持ち方)はいろいろと変わってきました。

一例として

・平安       ・平安時代:荷物を頭上に掲げる〈頭上運搬〉→日常生活に溶け込んだ使用法。しかし鎌倉・室町時代は衰退していく。

・鎌倉時     ・鎌倉時代:荷物を両腕で持つ(両手腕上運搬)→両手で胸の前で持つ。こころを込めて大事に持ち運ぶことを表す。

  

  この他にも風呂敷に包み、棒に吊るす・肩に担ぐといった様々な運搬方法もあります。

もちろん、身分や職種によって運搬方法の違いはあったでしょう。この頃頻繁に風呂敷を利用したのは、僧侶と言われています。

同じ職業でも、高い身分の僧侶と一般僧侶では、身分により定められた振る舞い、生活習慣の違いから運搬スタイルも違っていることが伺えます。

皆さまもご存知の三蔵法師。「玄奘三蔵絵巻」のなかで、日常の携帯品を入れる唯一の用具として風呂敷が描かれています。

 

 歴史書物のなかにも記述されている風呂敷。今、エコとして、環境にやさしいとされている風呂敷。

後世に代々受け継いでいくものとしていこうではありませんか!!

京都の風呂敷メーカー、山田繊維㈱の杉江でした。