- 2020/06/22
- 風呂敷の活用法
- スタッフコラム
デザインができるまで 「ひめむすび Adeline Klam」
みなさま こんにちは!
京都の風呂敷メーカー 山田繊維(株) 開発部 河村です。
今回ご紹介する商品は、ひめむすび Adeline Klam(アデリーヌ・クラム) です。
むす美としては初めて海外デザイナーとのコラボレーションを行ったシリーズです。
アデリーヌ・クラムってどんな人?
日本の友禅紙を独自の配色でプロデュースしたり、和紙を使った手作りキット、インテリアオブジェを提案・販売するパリ在住のデザイナーで、折り紙や和紙の本を何冊も フランスで 出版されています。
アデリーヌさんの本
また、パリにある彼女のお店ではむす美のふろしきも取り扱って頂いていて、私たちにとってはお客様でもあります。
誰もが魅了される色彩感覚
私たちが彼女について注目していたのは、彼女が配色をして作っている友禅紙の色彩の美しさでした。新たな配色が加わることで、見慣れた文様が見事に変身しているのを見ていて、いつか一緒になにか出来ないかと模作していたのです。
アデリーヌさんが販売している千代紙
新たな組み合わせに試行錯誤
日本の伝統的なデザインとフランスの独特な色彩感覚を活かした商品開発は、お互いの感覚の違いを擦り合わせながら、修正の連続でした。
鶴の場合
50cmのラインナップにある鶴は、今回最もやり直しをしたデザインの一つです。下記はその変遷をかいつまんだものですが、様々な鶴を経て今のデザインになりました。日本人の考える鶴とフランス側が考えるかわいい鳥のイメージを組み合わせ、ふろしきとして包んだ時の見え方も考慮しながらながら、今までにない鶴のデザインを作り上げていきました。
随分変化しましたね。
さて、次回は ひめむすび Adeline Klam の中から、また別のデザインについてお話しします。
ひめむすび Adeline Klam 商品ページはコチラ
ひめむすび Adeline Klam アクアドロップもあります。
それでは、京都の風呂敷メーカー 山田繊維(株) 開発部 河村 でした。