
- 2018/01/26
- 風呂敷の知識
- 文様のいわれ
- スタッフコラム
雪の結晶は六角形(雪輪)
みなさま、こんにちは。
京都の風呂敷製造、卸・山田繊維㈱の杉江です。
先日、東京では久しぶりの大雪。
こども達には楽しかったにちがいないでしょうが、
帰宅の交通機関はマヒ。目の前で滑って転ぶ方も見ちゃいました。
また雪山での火山噴火もあり、改めて自然の怖さを感じる
一週間でもありました。
雪は豊年の兆候とされ、縁起がよいとされています。
この雪を図案化した文様(雪紋)は、雪の結晶の輪郭を曲線でつないだ六角形と、
雪輪があり、古く平安時代より使われていました。
(雪の結晶が一般的に着物柄・陶器に使われ始めたのは、江戸時代頃です。)
冬の模様に思われがちですが、桜・楓などと組み合わせもあります。
このように花(植物)と組み合わせが多いのは、
野山の草花の成長・花の実りをもたらすには雪溶け水が欠かせません。
自然の恵みをもたらすこの雪は、吉祥文様と言われ、
四季を通じて用いてもよいとされています。
まだまだ寒く、雪が舞う日がくるかもしれません。
厳しい冬が続きそうな予感。風邪(インフルエンザ?)をひかないように
みなさま、体調管理には気をつけましょう。
京都の風呂敷製造メーカー、山田繊維㈱の杉江でした。