
- 2016/11/30
- スタッフコラム
開発エピソード1 迎春向け~椿は縁起いいの?~
みなさま、こんにちは。
風呂敷製造卸・山田繊維株式会社 大橋です。
明日でもう12月ですね~。
はやい!! 年を越す準備はすすんでいますか?
年始向きの、縁起のいい花は梅があげられますが、
ツバキも年始にお使いいただける人気のある柄です。
竹久夢二の商品ですが
このツバキ柄を開発した当初は
椿は縁起がいいですか?という質問を以前はよくうけました。
最近はそういう質問はほどんど受けません。
そういえば着物にもあまり使われていませんよね。
椿の花はポトッと落ちることから、縁起が悪いとゆわれてきました。
武士時代には椿は「首が落ちる」と重なり、武士の庭には植えられなかったとそうです。
しかし、鎌倉時代より、公家、僧侶、武士の間に茶道、華道が流行し始めると、
特に椿が愛用されるようになり、《茶席を飾る最高の花》とされ、
京都では御所、神社、仏閣、邸宅に植えられたそうです。
茶道が盛んになるにつれ、茶花として椿の人気が出始め、
一般の庭にも植えられるようになったそうです。
また正倉院にはツバキの枝でつくった卯杖(邪気をはらう杖)が収められているそうです。
現代では椿はデザインしやすく、よく使われますね。
特にまあるい形の椿(玉椿)は人気あります。
そして今もなお
なが~~~い人気があります。。
新作KIGIさんとのコラボ商品 "木々花々”でもつばきの柄をつくりましたよ。
とっても人気の柄なのでお早めに。
京都の風呂敷メーカー・山田繊維株式会社 大橋でした。