- 2015/11/13
- 風呂敷の活用法
- スタッフコラム
へうげよう!!
毎度おおきに!!
京都の風呂敷メーカー山田繊維・むす美の稲村です。
皆様、「へうげもの」という漫画をご存知でしょうか。
(ひょうげものと読みます!)
http://morning.moae.jp/lineup/13
ジャンルで括るとすると歴史ものなのです。
従来、歴史漫画といえば横山光輝大先生の「武田信玄」や「徳川家康」に始まり、
「るろうに剣心」や「あずみ」など主人公の「強さ」に焦点を当てている作品が多いように見受けられます。
その中で本作は、戦国時代という力と力がぶつかり合っていた時代に、
数寄(いまでいうおしゃれかなと解釈しています。)に価値を見出し、
他の武将とは一線を画す生涯を貫いた男。
後に天下一の茶人、そして数寄者となる「古田織部」を主人公とした、
誤解を恐れない言い方をすると「異作」
私も妻のお母様からその評判を聞き、最初は「ふーん」と思っていたものの、
知らぬ間に我が家に送られてきた1巻の3分の1を読んだときにはもう虜。
未だに返却していないほどにはまっています。
そんな本作を久々に読み返したのですが、ところどころに風呂敷が出てくるんですね。
見た感じ無地のもの。当時はこんなのを使っていたのでしょうか??
三巾 シャンタン両面無地
https://www.ymds.co.jp/product/2012/02/post-26.html
中巾 正絹ちりめん無地ふろしき
https://www.ymds.co.jp/product/2012/01/post-38.html
本音を申し上げると、これまで無地物よりも柄物好みだったのですが、
400年前のファッションリーダーが使いこなしたであろう無地物がぐっと
魅力的に思えてきました。
使いこなせるようになりたい!!追いつけ織部!追い越せ利休!!
ちなみにタイトルの「へうげもの」とは「滑稽なふるまいをしてみせる者。ひょうきん者」という意味。
言葉だけを見るとうーん。。。という感じですが、既存の価値に何を加えたらさらに面白くなるかを追求し、
「織部好み」という一大ムーブメントを巻き起こした彼のマインドには尊敬の念しかありません。
そんな織部が残した作品の展覧会が京都で行われております。
http://www.miyaobi.com/exhibition/oribe400.html
私も今週末参加し、風呂敷業界がもっとおもしろくなるヒントをゲットしたいと思っております。
皆様も宜しければ是非足をお運びください!!
京都の風呂敷メーカー山田繊維・むす美の稲村でした!!
お読み頂き、ありがとうございました!!