- 2015/08/06
- 風呂敷の知識
- スタッフコラム
人気の麻素材。そこに秘められた日本の心とは・・・
みなさま、こんにちは!
今年もまっ黒に日焼けしている山田芳生です。
京都は、台風の中、祇園祭が強行されるという異常気象の後、
一気に気温が上昇し先日は気温はなんと39度。
感覚がマヒしそうな暑さです(^^ゞ
夏の素材と言えば、みなさん「麻」をイメージしますよね。
ぼくもこの暑さで、麻素材の敷きパッドを購入しようか考えているほどです。
今回は、その「麻」についてのお話し。
「麻」は、日本にもっとも古くから伝わる素材です。
神様から授かったとされる麻は、古来より神聖なものとして扱われ、
寺社仏閣での厄払いやお清めに使われています。
例えば、神社の拝殿中央にあるお清めの「鈴」。
この鈴には「麻縄」が垂らしてあります。
(紅白や五色の布の場合もあります)
その他にもお祓いに使われる「祓い串」。
串に付けられているのは「紙」が多いですが、これも元は「麻」。
そもそも紙も、「楮(こうぞ)」という麻から出来ています。
このような神聖な意味以外にも
麻には、成長がはやく、強い根をはやすことから
商売繁盛や、子孫繁栄としての縁起の良いものとして
「麻の葉」模様となるなど、古くから親しまれてきました。
どうですか?
日本と麻って、とても深く結ばれてると思いませんか?
山田繊維での麻素材は
「ふろしき」ならではの、年中使える素材として
今とても人気です。
こんな縁起の良いお話もあるんだなぁと、
知っていただけると嬉しいです。
山田芳生でした。