インフォメーション

information

端午の節句・鯉のぼりにまつわる文様

端午の節句・鯉のぼりにまつわる文様

 みなさま、こんにちは。

京都の風呂敷製造・卸、山田繊維㈱の杉江です。

もうすぐ5月。五節句の1つである端午の節句が間近ですね。

私も子供の頃、家に五月人形を飾ってもらったことを覚えています。

そして鯉のぼり。家の庭になびき泳いでいますが、

最近あまり見なくなってきたように感じます。

 この鯉、中国の故事にも「急流を登りきり、登竜門をくぐって天まで昇り、龍となる」といった

言い伝えがあります。立身出世の象徴となっていることは、

みなさまも一度は聞いたことがあるでしょう。

 鯉が荒波のなか、跳ね上がった姿をデザイン化し、波間に踊る鯉の文様が

生まれたと伝えられています。

荒磯の本来の意味は岩が多く、荒波が打ち寄せる岸のことを指します

この波の中に魚が躍っている描写
30819-103.jpg

茶道具などでよく目にするデザインですね。

 しかしこれを荒磯文様と正式に呼ぶことはないようです。

荒磯に岩や千鳥をあしらった模様もあり、荒磯文の一種とみてとれるからです。

 

 鯉というと池・湖で泳いでいるイメージが強いですが、実は生命力があり逞しい魚なのですね。

京都の風呂敷メーカー山田繊維㈱の杉江でした。