- 2014/04/24
- スタッフコラム
端午の節句・鯉のぼりにまつわる文様
みなさま、こんにちは。
京都の風呂敷製造・卸、山田繊維㈱の杉江です。
もうすぐ5月。五節句の1つである端午の節句が間近ですね。
私も子供の頃、家に五月人形を飾ってもらったことを覚えています。
そして鯉のぼり。家の庭になびき泳いでいますが、
最近あまり見なくなってきたように感じます。
この鯉、中国の故事にも「急流を登りきり、登竜門をくぐって天まで昇り、龍となる」といった
言い伝えがあります。立身出世の象徴となっていることは、
みなさまも一度は聞いたことがあるでしょう。
鯉が荒波のなか、跳ね上がった姿をデザイン化し、波間に踊る鯉の文様が
生まれたと伝えられています。
荒磯の本来の意味は岩が多く、荒波が打ち寄せる岸のことを指します
この波の中に魚が躍っている描写
茶道具などでよく目にするデザインですね。
しかしこれを荒磯文様と正式に呼ぶことはないようです。
荒磯に岩や千鳥をあしらった模様もあり、荒磯文の一種とみてとれるからです。
鯉というと池・湖で泳いでいるイメージが強いですが、実は生命力があり逞しい魚なのですね。
京都の風呂敷メーカー山田繊維㈱の杉江でした。