
- 2015/11/12
- 風呂敷の知識
- スタッフコラム
京都御所、秋の一般公開に行ってきました!
みなさま、こんにちは!
京都の風呂敷製造・卸、山田繊維の山田芳生です。
京都はすっかり秋です。
昨日、会社からもすぐ近くにある京都御所を自転車で走ってたら
キレイに色づいた木々に出会いました。
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ここが帝がいらっしゃった紫宸殿。
「紫」は、それだけでも帝を意味する代名詞みたいなものらしく、
風呂敷にとっても代表的な色なのでとても有り難い気持ちになります。
そして、雛飾りでも有名な、「左近の桜と右近の橘」
実際にはかなりの大きさで、とても立派な木です。
今回これが、もっとも面白いと思った
「高御座(たかみくら)」と「御帳台(みちょうだい)」。
代々の帝がお座りになったとされる「高御座」、
そして、皇后さまの「御帳台」と呼ばれる椅子。
高御座も御帳台も、内側にはキレイな緋色の生地で囲まれていました。
鳥居の色にもよく使われる「緋色」は厄除けのためと言われますが、
少し暗い建物の奥にいらっしゃる帝が、この緋色のおかげで、
とても神々しく見えるという効果もあったと感じました。
そして、内側の緋色に対して外側にはやはり紫色になっていて
紫が帝の代名詞であるということを証明されているかのようでした。
実際には少し離れた所からしか見れないので、
細部までしっかりと確認できるように、写真が丁寧に展示されてました。
すると実勢には見づらい椅子の上部に鳳凰が飾られています。
太平の世を治める帝のもとに舞い降りるとされる鳳凰が高御座に飾れているのに
対し皇后さまの御帳台には、「鸞(らん)」が飾られていました。
恥ずかしい話し、初めて「鸞」のことを知りました。
諸説あるようですが、瑞鳥として知られる「鳳凰」はもともと雄と雌ともいわれ
ているのでここではどんな意味で飾れれているのかまた勉強しておきます。
これから、京都は一番キレイな季節。
やっぱり違うなぁと思っていただけるように、
木々も一生懸命に頑張ってお出迎えしています。
ちょっと混雑しているかもしれませんが、
是非、京都へおこしやす~
京都の風呂敷メーカー山田繊維の 山田芳生でした。