- 2015/07/10
- 文様のいわれ
雨の日に活躍する傘と、 頭に被る笠・・・調べてみると面白いですね!
みなさま、こんにちは。
京都の風呂敷製造・卸、山田繊維(株)の杉江です。
毎日じめじめする日が続き、梅雨は嫌ですね。
そんな雨の日に活躍するのが、傘。
私たちが日々使っている手に持って、差しかけて使う用具の総称を「傘」と呼びます。
対して頭部に直接被るかさ(被り笠)も雨よけ・直射日光を防ぎ、
また顔を隠す用具でもあります。
低円錐形で紐などをつけて被っている方をみますね。
辿ってみれば中国最古の詩集「詩経」にも記述があるように、歴史は古いと読み取れます。
古来日本では「かさ」とは笠をさしていますが、笠を頭に被ることより、
大切でありがたい気持ちや形のおもしろさから、家紋に用いることも見られ、
さむらいとの関係も深いとされているようです。
またこの笠も祭礼における神聖な呪具としても扱われており、
現在まで芸能や文芸に伝承されています。
京都では夏の風物詩である「祇園祭」が行われています。
みなさまがよく知る山鉾巡行はまもなくですが、
こちらでも笠を被った方々が、力強く鉾を引く光景がみられることと思います。
(※この画像はWEBサイトより引用)
梅雨明け前?に、熱い京都を感じてみてはいかがですか?
世界の人気観光都市の1位は京都市ですから・・・
京都の風呂敷メーカー、山田繊維(株)の杉江でした。