graf lantz (グラフランツ) 様
2021/10/01
「長く使える製品」「無駄にしない」ことを大切に
アメリカのライフスタイルブランド「graf lantz」
グラフランツ様にて、フルオーダーの「オリジナルふろしき」を作製させていただきました。
グラフランツ様は10年以上前から
「長く使える製品」「無駄にしない」ことを大切に、
生分解性のある素材メリノウールや天然素材を使用したテーブルウェアやバッグを作るアメリカのライフスタイルブランドです。
グラフランツ様の「持続可能性への取り組み」はこちら>>

※メリノウールフェルト…100% 天然素材、100% 生分解性、100% 再生可能、炭素ベース、優れた耐久性
お客様の声(graf lantz Japan)
日本の精神性をブランドのフィロソフィーに取り入れている

グラフランツは、
メリノウールをメインにバッグやテーブルウェアを提供している、ロサンゼルスにあるブランドです。
一部の商品を除き、ロサンゼルスにある自社工房にて製造、出荷しています。
私たちは日本国内での販売代理や独自の企画立案を行なっています。
発端はアメリカにいる
デザイナーのダニエル・ランツ(Daniel Lantz)が若い時に北海道で約10年間過ごしていたところからです。
その10代での日本の体験や価値観が彼には衝撃的だったらしく、それが
今のブランドの根幹にあります。
日本の精神性をブランドのフィロソフィーに取り入れています。
昔から
”いつか日本の伝統的なアイテムを使って自分たちのプロダクトを作りたい”という想いがあり、そのひとつが「ふろしき」でした。
今回はダニエルの日本のプロダクトでお気に入りの物と、彼の作るコースターを一緒にセットでコラボレーションしようという企画が国内発信で立ち上がりました。
Craft Beerとコースターのマリアージュ「koti brewery × graf lantz」
Koti breweryさんと組んでいますが、これから毎回違う作家さんと組み合わせて販売していきます。
どう考えても、ふろしきを使うメリットの方が大きかった

パッケージを決める際に、ちょうどダニエルがイメージしてた「ふろしき」がアイデアとして上がってきて、
ふろしきで包んであげた方がすごく面白い発想になるのではないかと考えました。
中身がどんなものでも自由に包むことが出来るし、商品が届いた後も
違う用途で楽しむこともできるし。ちょうど「エコバッグ」が流れとして動き始めた頃でもあり、日本独自の企画としてぴったりなプロダクトだな~と思いました。
理由が1つではなく、どう考えてもふろしきを使うメリットの方が大きかったんです。
届けた後も楽しんでいただけるプロダクトとして、とても優秀だなと思っています。
詳しくは
グラフランツ様サイト「グラフランツのオリジナル風呂敷ができるまで。」へ>>
決め手は ” プロダクトに対する愛情 ”
一緒にお仕事するので、
”中にいらっしゃる方がどういう方か”というのを重要なポイントにしています。
決めては
”プロダクトに対する愛情”ですね。
川城様や山田様に実際にお会いして、ふろしきに対する愛情を感じられたので、
「一緒にやりたいな」と思いました。

※↑ブランドの企画チームがアレンジをしたコースターの入る包み方。
「ドラえもんのポケットみたいで気に入ってます(笑)」
理想としては、お客様からSNS等で
「風呂敷をこういう風に使ってます」という報告をもらいたいなと思っています。そういう小さな波ですけど、そういう波をいくつも作って大きい波にしていきたい。
また「届けて終わり」ではなく、サイトでもいろんな包み方をお伝えしていこうと思います。
そのためにも、継続して毎回取り組み先を変えるという企画にしています。
ふろしきって結局正方形のシンプルなもの

ふろしきって結局正方形のシンプルなものじゃないですか。
常々思うのは、日本文化には
「いかに限られた物の中でいかに遊びを取り入れるか」、また
「普段の生活を豊かに過ごすための工夫」を感じられるんですよね。
ふろしきも特にそうで、単なる布ですが、ただ包めばいいというわけではなく、
「遊び心を取り入れるのが面白いな」と思いました。
調べれば調べるほど多様な包み方があり、昔の人はそれを楽しんでいたし、
贈り物として相手を想いを相手に示すために使っていたというのも、素敵だなと思っています。
山田繊維 担当の声
初めてブランドの企画チームの担当者とお会いし、たくさんお話をさせていただいた中で、
「地球に優しい、良い物を作りたい」という想いを強く感じ、
「その想いになんとしても応えたい」と思った事を思い出します。
生地素材はいろいろ提案させていただきましたが、
包む商品(コースター、kotiビール、蔵代味噌)も自然な素材にこだわったものばかりですので、ナチュラルな風合いの
シャンタンに決めていただきました。
Zoomで行った包み方講習会も、若い方たちも自主的に参加いただき、楽しんで包み方を覚えていただけたと思います。
企画チームの方が試行錯誤していただいた包み方は、こちらが思いもつかない発想で商品として完成しており、あらためて
「風呂敷ってどんな形状の、どんなサイズの物でも包めるんだ」と実感させていただきました。
また、「良い物を作りたい」というグラフランツ様の想いを、一緒に届けられるのは幸せな事だなと思いました。
この度はありがとうございました。
担当:京都本社 / 川城