インスタグラムのフォロワーと作ったオリジナルふろしき
「三方よし」を実現するクラブハリエ様
クラブハリエ様は、近江商人に伝わる「三方よし」という商売道を大事にしながら事業展開をされています。
「三方よし」とは「売り手よし、買い手よし、世間よし」という意味です。
SDGsという言葉が出来る以前からこの精神を大事にし、地域とのつながりを大事にした活動を続けてこられています。
参考:https://taneya.jp/group/sdgs/index.html
今回は、弊社で製作させていただいたオリジナルふろしきの企画ストーリーとともに、クラブハリエ様のSDGsの活動とこれからの想いもおうかがいしました。
お客様の声
広報室水森様
初めは、むす美のふろしき講習会から
実は2019年にふろしきを導入したいと思っておりました。
これも「三方よし」に繋がりますが、従業員だけの負担になるとお客様にもおすすめできないでので、まず社内で “ふろしきの楽しさ” や “やりがい” を感じていただくために、むす美でふろしき講習会を行っていただきました。
当時、講習会を受けることが出来てみんな喜んでいましたし、「早くふろしきを出してほしい」という声もありました。
ですので、今回ふろしきをクラブハリエの商品として、ようやく実現することが出来てとても嬉しいです。
「無駄なゴミは1gでも減らした方がいい」という想いから、ふろしきを提案
今回ふろしきを作ったのは、コロナ禍で2020年に「インスタライブでフォロワーさんの意見を聞きながら商品開発をしよう」と立ち上げた「チョコ部」です。
パッケージもいろいろ用意をする中で、「無駄なゴミは1gでも減らした方がいい」という想いがあり、「繰り返し使えるふろしき良いですよね」と提案したところ、インスタライブでも感触がよく、実現にいたりました。
チョコ部活動紹介ページ>>
チョコ部がフォロワーと作りあげたふろしきのデザイン
ふろしきのデザインも、弊社アート室から何パターンか出し、その中からフォロワーさんのアンケートでも「一番良い」と言っていただけたものに決まりました。
フォロワーにデザインのアンケートをとっているインスタライブの様子>>
現在、バレンタイン限定でラ コリーナのギフトショップにて販売しておりますが、百貨店、クラブハリエでも販売して広がっていけたらいいなと思っています。
※2022年バレンタイン期間中のラ コリーナのギフトショップのディスプレイの様子
一番良かったのは ”チョコ部のタグをつけていただいたこと”
実際出来上がるとおしゃれだなと思いました。紙帯も良い物を作っていただきました。
今回一番良かったのは”チョコ部のタグをつけていただいたこと”です。
弊社のオリジナル感がでてすごく嬉しかったです。
これまでは、「箱があってそれに付随する包装資材があって、いかにおしゃれに魅せるかが大事」でしたが、これからの時代は「箱とおしゃれに長く使ってもらえるふろしき」でもいいんじゃないとか思っています。
今ある仕事が「当たり前」と思っていたら進まない
弊社は2021年からビニール袋は廃止し、紙袋は有料化しています。
ゆくゆくは「ふろしきをエコバックとしてお持ちいただけるといいなあ」と思っています。
洋菓子の包装もリボンがけなどしておりましたが、リボン自体を環境に配慮してやめてしまい、お客様から「バームクーヘンをラッピングしてほしい」と言われても何も出来ない状況でした。そこで少しお金がかかっても「ふろしきで包めますよ」と伝えられたら、もっとご購入いただけるのではと思っています。
「無駄な資材を少しでも減らし、ゴミを1gでも削減する」という想いで取り組んでいますが、社内でもたくさん壁はあります。
しかし、「今ある仕事が当たり前」と思っていたら進まないので、出来る方法がないかと社員全員で考えています。
最近では世間も変わってきていますが、SDGsという言葉自体は2030年で一区切りとなりますので、SDGsというよりかは、「自分たちが無理せず、永く続けていけるかが大事」になっていくと思います。
担当の声
山田繊維 営業松本
クラブハリエ様の「サスティナブルへの取り組み」、「チョコ部のファンと作り上げたオリジナルグッズ」としてふろしきを採用頂いたこと、また先方にとっての新たな取組みに関わらせていただけたことは本当によかったと思います。
先行発売日が決まっている中、生地選びや色・柄についてもインスタライブでファンの方とともに決められていたのが印象的でした。 素材はやはり”エコなものが良い”という事で、温かみのあるオーガニックコットンを採用頂きました。
全てオリジナルで作成したい意向があり、特にネームの表現がどこまで綺麗に再現できるか心配でしたが、実物が「綺麗に仕上がった」とご満足頂けてほっとしました。
ナチュラルな配色とオーガニック生地の相性が良く、年齢問わず喜んでもらえそうだなと思いました。 包むとバームクーヘン柄やラインが可愛くなりますね。
水森様のおっしゃった、「今ある仕事が当たり前と思っていたら進まない」、という言葉が印象に残りました。 エコな取り組みは逆にお金がかかったり、壁がたくさんありますが、諦めず少しづつでも進めていく事が大事だなと実感しました。
この度は、ありがとうございました。
むす美アートディレクター山田悦子
私もクラブハリエ様のオリジナルふろしきの完成をとても嬉しく思っています。
2019年当時社会部室長だった水森様から、長年取り組まれているSDGsの一環として「ふろしき」導入を検討したく、その事前準備として ”店長クラスの方々に向けた包み方講習会” を実施したいとのご相談を頂きました。
【開催意図】として
・菓子屋らしい「SDGs」の取り組みと全社員の意識向上
・環境面への具体策 過剰包装の削減と経費削減につなげるヒント
・販売員のスキルアップ(日本の伝統文化や生活文化の継承)
⇒ お客様への「おもてなし」「コミュニケーション」の一つにもなる
というしっかりした目的と意識の高さに感銘を受け、「是非取り組ませていただきたい」と思いました。
講習会当日には各店の店長様にお越しいただき、「ふろしきの基本」から「クラブハリエ様にあった結び方」まで体験していただきました。
皆さんからは、「ふろしきの可能性が初めて分かった。」「自分も欲しくなった。」等感想を頂きました。その後”マイふろしき”として愛用頂く方もあり成果を感じました。
今回のふろしき起用には、その時の水森様の思いが機を熟したことを実感しました。
「三方よし」の精神を会社全体で実践しておられる姿勢を感じ、ますますクラブハリエ様のファンになりました。
client:たねやグループ様
business profile:和菓子・洋菓子の製造販売/喫茶・食事
address:滋賀県近江八幡市北之庄町615−1 ラ コリーナ近江八幡
tel:0748-33-6666
website:https://taneya.jp/
posted on:2022/01/27
purpose:オリジナルアイテムの製作・販売
menu:フルオーダー
size:100cm
material:オーガニックコットン