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behind-the-scenes story 福むすび開発秘話

behind-the-scenes story 福むすび開発秘話

behind-the-scenes story 福むすび開発秘話 
~風呂敷の柄が1枚づつ違うのはどうして? ~

みなさんこんにちは~♬
京都の風呂敷メーカー山田繊維㈱の開発の大橋です。
 
11月になりだいぶ寒くなりましたね。
 
さて本日は“福むすび”の誕生秘話をお話できればと思います。
福むすびはたくさんの福を招き、人と人を結ぶおめでたいふろしきとして誕生しました。
表・裏それぞれの文様には古くからの意味があり、ご自分用としてもギフト用としてもシーンに合わせた
文様をお選び頂けます。リバーシブルなので、気分やシチュエーション、包み方によって表裏を
使い分けることができ、より幅広い用途でご利用頂けます。

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今回は3柄×2配色の展開です。

  
梅/松

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梅は百花に先駆けて咲くことからおめでたい文様として古くから親しまれてきました。
松の皮を菱型に図案化した松皮菱の中に竹を入れ文様にしました。松や竹は、冬の寒さに耐えながら緑を保つ力強さがあることから不老長寿の象徴とされています。この風呂敷の文様は表裏合わせて松竹梅となっており格式高いお祝いの際にもご利用いただけます。

 
ひょうたん/うろこ

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瓢箪は作物の種入れとして用いられ、瓢箪に入れた種は必ず芽がでることから、幸福や成功のチャンスが訪れると云われています。また、古くから梅の木の下で瓢箪の酒を酌み交わすと厄を払うと云われています。
鱗は三角形を連続した文様で、蛇や竜を連想して、脱皮を繰り返して大きくなることから厄を落として再生するという意味があります。
 

桜/青海波

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桜は「桜咲く」から連想されるように大願成就の
意味があり、様々なお祝いの際に使われてきました。また、良縁が実るといわれることから鳥のつがいを組み合わせました。青海波は、大海原で無限に広がる穏やかな波模様に「未来永劫の願い」と

「人々の平和な暮らしがいつまでも続くように」
という願いが込められています。

ということで、桜満開の中に鳥のつがいをデザインしました。
sakuraime-ji.jpg

これ↓

sakuraup.jpg

とりの近くのぱっぱは少しハートにみえるようにわざとこんな形にしてみました。
このつがいの鳥、実は風呂敷ごとに鳥のいる数や位置が違うのです。
通常50cmのふろしきは50cmサイズに柄を制作し、同じ柄を横に並べて110cm前後の生地にプリントします。
100cmのふろしきは100cmサイズに柄を制作し、プリントします。
 
でも今回の両面のふろしきは同じ生地で50cmも105cmの両方とれるように
送り柄という方法で柄を繰り返しプリントをしています。
送りのサイズは工場によって違うのですが、1リピートの中に鳥のつがいを1組入れたので図のような
50cmでは1組いる風呂敷と2組いる風呂敷が出来上がるのです。
105cmではだいたい5組の鳥のつがいがいます。

hikakusakusakura.jpg
この丸印のところが鳥のつがいです。
ふろしきごとにとりの位置が違うのも特徴です。
 
さてあなたが手に取った桜のふろしきはとりのつがいは何組いますか??
 
三巾福むすびの商品ページ
チーフ福むすび商品ページ
京都の風呂敷メーカー 山田繊維㈱・むす美 開発の大橋でした!