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格子・市松文様 ~文様のいわれ~

格子・市松文様 ~文様のいわれ~

 みなさま、こんにちは。

京都の風呂敷製造・卸、山田繊維㈱の杉江です。

梅雨も明けていませんが、毎日蒸し暑い日続きますね。

 京都ではもうすぐ祇園祭。みなさまの中で行く予定の方もいるでしょう。
京の街を歩くと格子状に構造された町屋をみたことがありませんか?

 以前弊社でも、これをイメージした風呂敷を作った事があります。
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 この格子柄文様は格子柄、市松文様など線が直角に交差した総称です。

横縞とともに古くから使われた織物柄の基本で、縞柄は江戸時代に流行します。
縦縞と横筋の太さや本数を変え、多くのバリエーションを生みだしてきました。

太い大柄は威勢の良さ、細かい格子は上品さ・粋を表すと言われます。

 また市松文様も格子模様の一種であり、正方形を交互に配したチェック柄模様のことをいいます。
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 江戸時代の歌舞伎役者、初代佐野川市松が白・紺を交互に配した袴を履き、
愛用したことがきっかけで、市松文様と呼ばれはじめたとされています。

 日本人なら誰もが好む柄の一つといってもいいでしょう。

日常でもいろんな場面で格子柄(チェック柄)を目にします。
明日から目を凝らし、気にして過ごしていれば、いかに多いかと感じるのではないでしょうか?

京都の風呂敷メーカー、山田繊維㈱の杉江でした。