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【ち】ちりめん(縮緬) ~風呂敷用語~

【ち】ちりめん(縮緬) ~風呂敷用語~

『風呂敷の用語は、いろいろあります。是非理解していただき、
営業にお役立ち頂けましたら幸いです。』

 

みなさま、こんにちは。
京都の風呂敷製造・卸、
山田繊維㈱本社営業の渡辺です。

 
風呂敷用語の第2弾目は、ちりめん(縮緬)です。
一般的に織物とは、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を
直角に組み合わせ、一定の幅と長さ
厚みを持った平面状に仕上げたものをいいます。
風呂敷の生地(織物)代表とも言われるものに
「丹後ちりめん」があげられます。

 

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丹後ちりめんは経糸に撚りのない生糸、
緯糸に1mあたり3,000回前後の強い撚りをかけた
生糸を交互に織り込み生地にし、
その後精練することによって糸が収縮し、緯糸の撚りがもどり、
生地全面に細かい凸凹状の「シボ」がでた織物のことを言います。

ちりめんの代表的存在である「丹後ちりめん」は、
この「シボ」が最大の特徴です。
ちりめんは、「シボ」があることによってシワがよりにくく、
しなやかな風合いに優れ、凸凹の
乱反射によって染め上がりの色合いが豊かな、
しかも深みのある色を醸し出すことができます。

特に大きなシボを表した鬼ちりめんは、
原糸を太くして緯糸の撚りと精錬によって織られたものです。

また、丹後ちりめんで培われた技法を活かし、
ポリエステルやレーヨンなどの繊維で織ったちりめん
織物も製織しております。

京都の風呂敷メーカー山田繊維㈱の渡辺でした